
オッズの表示は日本人になじみのあるものから、このオッズってどういう意味?というオッズまで存在します。
ブックメーカーでも有名な3種類のオッズ表示方法を選べるようになっているのが一般的です。
- デジマルオッズ
- フラクショナルオッズ
- アメリカンオッズ
それぞれのオッズ表示の見方を解説してきたいと思います。
デジマルオッズって?
デジマルオッズは賭けた金額をいくらにして戻してくれるかを表したオッズ表示になります。
ブックメーカーをやっている日本人はほぼ全ての人がこのデジマルオッズでオッズを確認していると思います。
表示方法としては、「1.12」や「3.50」というった表示になり、掛け金が1,000円の場合、掛け金にそのオッズを賭けた金額を払い戻してくれるという物です。
掛け金分も含んでいますので、いくら儲かる?というのを出したい場合は、オッズから「1」を引いたものが利益の金額となります。
- 1,000円賭け オッズ1.12倍 勝った場合の払戻 1,120円(利益120円)
- 1,000円賭け オッズ3.50倍 勝った場合の払戻 3,500円(利益2,500円)
フラクショナルオッズ
主にヨーロッパ等ではよく使われるオッズ表記になります。
ヨーロッパの競馬でも採用されているオッズ表示になります。
表示方法としては、「10/19」や「9/2」という表示になります。
初めての人は何が何やら・・・という感じですね。
簡単にいうと、利益の分数表示になっています。
「10/19」とは、=0.526になり、利益が掛け金の(10/19=0.526)倍ということになります。
「9/2」の場合、=4.5になり、利益が掛け金の(9/2=4.5)倍にということです。
ここで勘違いのないようにしたいのが、表示は「利益」の割合で、払い戻される金額ではないということです。
少数表示にすることもできますが、もっとわかりやすいのが、「10/19」の表示の右の数字に対して、左の数字が利益額になります。
「19」賭けて、「10」が利益になるということなので、掛け金の半分ちょいが利益か~ってことになります。
「9/2」の場合は、表示の右の数字が2で、利益額の数字が9なので、「2」を賭けたら利益が「9」になるので、4.5倍の利益が出ちゃう!
ということですね。
アメリカンオッズ
主にアメリカで利用されているオッズ表記になります。
これもフラクショナルオッズと一緒で、日本ではあまりなじみのないオッズ表記となります。
表記の仕方としては、+(プラス)と、-(マイナス)の両方の表記が出てきます。
オッズで-(マイナス)ってどういうこと?って感じですが・・・。
まずはわかりやすい+(プラス)表記の説明から。
オッズ表記としては「+460」や「+1230」というような表記になります。
オッズの意味は、「$100賭けた時の利益金額」ということになります。
「+460」とは、$100賭けた場合に、利益が$460になりますよという表示。
「+1230」なら、$100賭けた場合に、利益が$1230になるということ。
比較的これはわかりやすい。
今度は-(マイナス)表記の場合です。
オッズ表記としては、「-185」などと表記されます。
マイナスの意味としては、「$100儲けるために必要な掛け金」を表示しています。
「-185」の場合、$185を賭けると、$100儲かるということになります。
これをデジマルオッズで表記すると「1.54」になり、フラクショナルオッズで表記すると20/37という表記になります。
日本の公営ギャンブルでのみ使用するオッズ
上記3つのオッズ表記はオンラインカジノで表記されるものですが、日本の公営ギャンブルについては、独特な表記の仕方があります。
基本的にオッズはデジマルオッズでの表記になりますが、着順が決まると、払戻金の表記では○○倍という表記ではなく、「円」表示になります。
「1-2 3,210円」というような表記です。
日本の公営ギャンブルの場合は、投票券が1枚100円で販売しています。
100円以下の金額では買えません。
払戻金の表記は、1枚100円あたりいくら配当するかという表記になります。
「1-2 3,210円」の場合、1-2に1,000円買っていれば、1枚100円の投票券を10枚買ったことになり、払戻は3,210円の10枚分で32,100円の払い戻しになります。
よく言われる「万馬券」や「万舟」とは、この払戻の金額が1万円を超える物になります。
実際の倍率としては、100倍を超える配当のことということになります。
まとめ
○ブックメーカーで採用されているオッズ表示方法は3種類
○デジマルオッズは日本でもなじみがあるオッズ表記
○フラクショナルオッズやアメリカンオッズはヨーロッパやアメリカで主流のオッズ表記