
日本で野球賭博は捕まります。ただし、胴元が日本の場合です。
どうしても野球賭博をしたかったら、ブックメーカーでやればいいのに。
ブックメーカーで野球に賭けることは違法ではありませんよ。
(合法でもありませんが・・・)
法律的な見解は以下の記事を参考にしてください。
≫ブックメーカーは違法?合法?
ここでは、ブックメーカーで野球の賭け方について解説していきます。

ブックメーカーでの野球基礎知識
日本のプロスポーツとしては非常に歴史の長い野球なので、プロ野球を知らない人は少ない(ほとんどいない)と思います。
そして最近では、日本プロ野球から海外に活躍する場をうつし、野球の本場アメリカメジャーリーグで活躍する日本人も増えてきています。
現在、野球のプロリーグで日本でも有名なのが、日本、アメリカ、韓国、台湾、中国くらいでしょうか。
しかしながら、プロ野球リーグは世界各国にあり、中南米やヨーロッパでも野球が盛んに行われています。
NPB(日本プロ野球)
言わずと知れた日本のプロ野球です。
日本のプロ野球は2リーグ制で、セントラルリーグ(セ・リーグ)とパシフィックリーグ(パ・リーグ)に分かれます。
それぞれ6球団が所属し、年間144試合のペナントレースを戦いリーグ優勝を争います。
ペナントレースが終了すると、次は日本一を決める日本シリーズへ出場するチームを決めるトーナメント戦、通称クライマックスシリーズが始まります。
リーグ2位とリーグ3位が争い、勝ちあがったチームがリーグ優勝したチームと日本シリーズ進出をかけて戦います。
リーグ2位と3位の争いでは3戦して先に2勝したチームが勝ちあがります。
勝ちあがったチームとリーグ優勝したチームとは6戦して先に4勝した方が日本シリーズに進出しますが、リーグ優勝したチームには1勝分のアドバンテージがもらえます。
セ・リーグ、パ・リーグともに勝ちあがって来たチーム同士が日本一を決める戦いが日本シリーズで、合計7戦して先に4勝したチームが、その年の日本一に輝きます。
その昔は「巨人」が非常に強く、V9を果たしたこともありましたが、最近ではパ・リーグのチームが強く、2013年から2019年の7年間は全てパ・リーグのチームが日本シリーズを制して日本一に輝いています。
MLB(アメリカ/メジャーリーグ)
世界の頂点にある野球のリーグになります。
メジャーリーグも日本と同じ2リーグ制になっていて、アメリカンリーグ(ア・リーグ)とナショナルリーグ(ナ・リーグ)に分かれます。
メジャーリーグは各リーグに15チーム在籍(合計30チーム)し、各リーグ内で3つの地区(東地区、中地区、西地区)に分かれています。
試合はポストシーズンと呼ばれるリーグ戦が年間に162試合あり、その勝率で各地区の1位を決めます。
各地区の1位を除いた中で勝率が良いチーム2チームが選ばれ、ワイルドカードをかけた1試合のみの勝負をします。
ワイルドカードを獲得したチーム+各地区優勝チームの合計4チームでリーグ優勝を決めるディビジョンシリーズを戦います。
- 各地区優勝チームの勝率が一番良いチームVSワイルドカードチーム
- 各地区優勝チームの勝率2位チームVS各地区優勝チームの勝率3位チーム
ディビジョンシリーズは5戦して先に3勝したチームが勝利し、2チームに絞られます。
勝ちあがってきた2チームがリーグ優勝をかけて、リーグチャンピオンシップシリーズを戦います。
リーグチャンピオンシップリーグは7戦して先に4勝したチームが勝利となり、その年のリーグ優勝となります。
そして各リーグの優勝チームが戦い世界一を決めるのがワールドシリーズになります。
ワールドシリーズも7戦して先に4勝したチームがワールドチャンピオンとなります。
その他のリーグ
その他には韓国リーグや台湾リーグ、中国リーグなどが日本では有名です。
しかしながら、それほど日本においてその他の国の野球リーグを知っている人は少ないと思います。
というのも、日本は野球においてかなり先進国で、他の国の野球については、レベルが低いと思っているところが大きいのではないでしょうか?
【初級】ブックメーカーでの野球の賭け方
具体的なオッズの見方や賭け方を解説していきます。
基本的な賭け方は下の3種類の賭け方になります。
- 試合の勝敗(マネーライン)
- ハンデ付きの試合の勝敗(ランライン)
- 両チームの得点合計(トータルラン/オーバー・アンダー)

試合の勝敗(マネーライン)
1試合でどちらが勝つかを予想する一番基本的な賭け方になります。
ハンデ付きの試合の勝敗(ランライン)
実力に差がある場合、強い(勝つであろう)チームに賭けてもオッズはかなり低くなってしまいます。
そこで、ハンデをつけてどちらが勝つかを予想します。
ハンデ以上の差をつけて強いチームが勝つか?それとも、弱いチームでもハンデ以上の差をつけられなければ弱いチームの勝利となります。
両チームの得点合計(トータルラン)
これはどちらが勝つかではなく、両チーム合わせて1試合に取る得点の合計を予想します。
ブックメーカーが提示する基準の合計点よりも多い(オーバー)か?少ない(アンダー)か?で賭けを行います。
【中級~上級】ブックメーカーでの野球の賭け方
初級では1試合を通じての勝敗やハンデ付きの勝敗を賭けるものですが、それ以外に、イニングごとや、5回まで、7回までなど1試合をいくつかに区切って賭けることができます。
オルタナティブ
オルタナティブでは、ハンデや得点合計のラインを上げ下げした場合のオッズが表示されます。

通常はブックメーカー側が提示するラインで、どちらが勝つか?合計得点は何点か?を賭けますが、それ以上、それ以下のラインを提示してくれるオッズになります。
勝利得点差

勝利チームと得点差を当てる賭け方になります。
ダブル

ダブルとは、4回までの勝敗と9回までの勝敗を当てる賭け方になります。
4回まで横浜がリードして試合も横浜が勝てば「横浜/横浜」になり、4回まで横浜がリードして、試合後半に広島が逆転した場合は「横浜/広島」になります。
ブックメーカーでの野球攻略法
ブックメーカーで野球を攻略していくためにはいくつか抑えなくてはいけない重要なポイントがあります。
- 先発ピッチャーは誰か?
- 中継ぎ抑えピッチャーの調子はどうか?
- 主要なメンバーに欠場者はいないか?
- DH制の試合か?
先発ピッチャーは誰か?
試合の勝敗は先発ピッチャーの実力やその日の調子に大きく左右されるため、「誰が投げるか?」はベットする上で非常に重要な要素になります。
今までは、試合直前に先発ピッチャーが発表されていましたが、最近は、試合の前日に先発ピッチャーを発表する「予告先発」が採用されていているので、検討がしやすくなっています。
中継ぎ抑えピッチャーの調子はどうか?
最近の野球は、先発ピッチャーが9回まで投げ切って完投勝利!ということが少なくなりました。
投球数が多くなればなるほど肩の疲労がたまり、ケガや故障につながってしまうため、最近では100球ぐらいで交代をするシーンが増えてきています。
100球だと、大体6回くらいまでになりますので、残りの7回、8回、9回は別のピッチャーが投げることになります。
これが「中継ぎ」「抑え」と言われているピッチャーです。
各球団で中継ぎ・抑えピッチャーを準備していますが、このピッチャーの調子が悪いと、いくら先発ピッチャーが頑張っても、後半に逆転を許してしまうことになってしまいます。
その球団の中継ぎ・抑えピッチャーの情報はしっかりとインプットしておいて、予想に反映させないといけません。
主要なメンバーに欠場者はいないか?
野球は点取りゲームなので、点を取らないと勝つことはできません。
そういった意味でも打撃陣の調子は非常に重要な要素になります。
チェックするのは打撃陣の中での好調不調を見極めることと、主要バッターにケガや故障で出場できない選手はいないかどうかのチェックは必要になります。
バッターは選手それぞれ長所があり、その長所がうまくかみ合うようにどのチームも打順を組んでいます。
一人抜けるだけでも打順のつながりが変わってきてしまうので、最近の打線のつながりと、当日の打順をしっかりとチェックしてベットしていく必要があります。
DH制の試合か?
DH制(指名打者制)を採用しているリーグかどうかも重要な点になります。
日本ではパ・リーグが採用をしていて、セ・リーグは採用していません。
アメリカ大リーグでもア・リーグは採用していて、ナ・リーグは採用されていません(ナ・リーグは2020年より採用予定)。
DH制(指名打者制)とは、ピッチャーを投球に集中させるために、ピッチャーのかわりに打つだけの人を一人打線に加えることができるという制度です。
これにより、野球をよりエキサイティングに楽しむ事ができるようになりました。
打撃が苦手(というか打撃練習はしない)なピッチャーのかわりに、守備につかなくていい好打者を打線に加えることで、攻撃力が増して、得点シーンが多く演出されることになります。
これは、チームの勝敗とあわせて、トータルランの予想にも影響が出てきます。
DH制を採用しているリーグとそうでないリーグが戦う場合も考慮しないといけなくなります。
日本ではセ・パ交流戦や、日本シリーズの際に、ホームチームの所属するリーグのルールで試合が行われるため、DH制に慣れている、慣れていないという点も考慮に入れないといけません。
まとめ
ブックメーカーを利用した野球の賭けは「違法ではなく」、日本でいうところの野球賭博にはあてはまらない。
野球のオッズは、ただ単純に勝敗に賭けるものから様々なオッズが用意されている。
日本のプロ野球もブックメーカーを通じて賭けることができるので、情報も多く勝ちやすい種目の1つである。
野球をかける際には、チームの強い・弱いではなく、各ピッチャー・バッターの特性をしっかりと調べてベットするのが勝利への近道である。